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ブログ:ココログ

2008/07/04

地球のはぐれ方。

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大学1年のときは学生寮に入っていた。
二人部屋で相方は名古屋からきたAくん。
みんな実家からよく荷物が届き、
なかにはインスタント食品だとかが
たくさん詰め込まれていた。
ある日、A君の実家から荷物が届いたのだが
そのなかに入っていたのが
インスタントの「味噌煮込うどん」だった。
味噌味のうどんなんて、聞いてことがなく
ちょっと顔をしかめる自分に
Aくんは、まあ食べてみてと
一袋わけてくれたのである。
それで夜食時にAくんとふたり
共同炊事場で、つくって見たのであった。
インスタントなので
袋に書いてあるとおり作ればいいのだが
煮込む時間が不安になるほどながくて、
どうしたもんかと思ったのだが
Aくんがそれでいいのだと言うので
煮込んで煮込んで、煮込んだ。インスタントなんだけど。
味?うまかったなあ。インスタントなんだけど。
それが、名古屋名物「味噌煮込うどん」との
ファーストコンタクトであり、
名古屋文化の片鱗にふれたときでもあったわけだ。
オーバーである。
だけれども同じ日本に住んでいつつ
知らないことってたくさんあるのだなあと、
若かりし日の自分は思ったのであった。

さて「地球のはぐれ方」は、
友人である村上春樹と都築響一と吉本由美が、
日本や海外の「ちょっと変な」ところを
旅してまわった記録である。
その最初の旅行地は名古屋。
「ちょっと変」なんて名古屋の人に失礼だけれど、
でも、名古屋以外の人間からみると
じゅうぶん変なものがいろいろあって、
とてもタメになった。
とうぜん味噌煮込うどんもでてくるのだけれど、
でも味噌煮込うどんは、
いまとなっては全国区な食べ物だよな?
と思ったのであった。
どうなんだろな。

2008/07/02

ネコはのる。

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梅雨でうっとしい毎日だ。
それでもネコはひざにのる。
おかまいなし。
かわいいことはかわいいんだ。
でも梅雨だしな。
ちょっと、迷惑。

ひざにのる回数が日ごとに増えているような気がする。
なぜだ。この蒸し暑い時期になぜなんだ。
もしかして
蒸し暑い時期だからこそ、あえて?
いやがらせか?
朝食でテーブルについていても
こうやって隙間をねらって
ひざにのってくる。
椅子の肘置きの部分にアゴをのせて
リラックスしているらしい。
そうは見えんが。

ネコを買い始めて一年半、
いまだにネコの気持ちがわからない。

2008/06/30

ブルーのTシャツ。

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何度も何度も水をくぐって、
洗いさらされた布は美しい。
なんて、古いTシャツを見て思ったのだ。
古着好きでもなんでもないが、
エリもボロボロ、脇のしたのところには穴まで空いている、
古びたTシャツを捨てられないまま
何年も過ぎているのは、
洗いさらされたその布の「いま」が美しいからだと、
思ったわけである。
「これいつ買ったんだっけ」と思い出してみると
少なくとも20年前ではある。
なんと。

20代後半から30代はじめのころは
夏休みになると、南の島に行きたくて
セブ島とかティオマン島とかバリ島とか、サムイ島とか
思い出せばいろいろ行ったものだ。
そういえばタヒチにも行ったな。
そしてその旅の荷物には、
いつもこのブルーのTシャツが入っていた。
南の国の空の下で何日か過ごし
うっすら焼けた肌に、
繰り返し洗われて白っぽくなったこのブルーの色が
よく映えるのだった。
そういえば、
バリでこのTシャツを着ていたときに
現地のひとに「シカゴミュージアムの人なのか?」と
聞かれたことがあった。
「へ?」っと一瞬戸惑ったのだが、
このTシャツの胸には
Museum of Science and Industry CHICAGOという文字が
プリントされていた。
いえ、ミュージアムのひとではないですよ。
でも聞いてくれてありがとう。

たぶん、実際に着る事はもうないだろうけれど
このTシャツは、まあ、自分にとって
パーマネントコレクションのようなもなのだろう。

2008/06/27

趣味のパスタ日記7。

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パスタに関しては保守的な自分である。
昔懐かしいナポリタンとかミートソースはいいのだ。
あれはパスタではなくあくまでスパゲッティーなので。
しかし、和風パスタとかってやつがどうも。
いや、どこかお店で出されたら
おいしくいただくんだけどさ。
たらこスパとか納豆スパとか。
あ、山菜スパだけは許せないかもしれない。
そもそもスパって略すこと自体が気持ち悪い。

とにかく。
自分でパスタをつくるときには
「ほんかくてき」ってゆーのを
テーマにしているもので。
あくまで「趣味のパスタ」なのである。

先週の土曜日は、ペペロンチーノをつくったわけだが
じつはちょっと魔が差したのである。
冷蔵庫に賞味期限ぎりぎりの油揚げがのこっており、
ふとパスタにいれたらどうかと思ったのである。
保守的な人間でも時に冒険したくなるものなのさ。
でもあくまで和風パスタではなく
和の食材を使ってみただけである、
ということは強調しておきたい。
さて、油揚げを細かく細かくきざみ、
いっしょに炒めてみた。
うーん。
まずくはないが、あえて油揚げをいれる理由は見つからない、
そんな味であった。
どうせならネギとか、和の食材をプラスしたほうが
アレンジとしては成功したかも、というところ。
ミントちゃんの余計なひと工夫、であった。
残念。

2008/06/25

DIYハンガー。

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クリーニングにだした衣類は、
ワイヤーのハンガーに吊るされて戻ってくる。
うちでは洗濯ものを干す際に、
そのハンガーをよく使うのだが、
あの針金をコーティングしているビニールの色がいやなのだ。
その色が白なら、チープななりの潔さみたいなものがあって
アノニマスデザインふうに見えなくもないのだけれど、
ほとんどは、中途半端にあざやかなブルーで
なんだか洗いあげた洗濯物の色と
不協和音を引きおこすのである。
クリーニングから戻ってきたときも
ハンガーは白だったりしたほうが
清潔感もあるのにと思うのだがな。
そのへんはクリーニング店によっても
違うのだろうか。
またはブルーのほうが単価が安いとか。
でもまあ、そんな事をいっても詮無いので
我慢して使っているのである。
さほど目に入るわけでもないので。

さて、いつだったかツレが、
そんなハンガーにハギレを巻きつけて、
加工を施していた。
なにかの雑誌で
布切れをまいたようなハンガーを見て
それを見てまねしてみたらしい。
お手本にしたほうは、ワイヤーそのものから加工しているので
ラフなハンドメイド感がより強いのだけれども、
クリーニングハンガーの再利用でも、
じゅうぶんクラフト感があってかわいい。
綿素材の布の、オレンジとか紫とか、
はっきりした色目を使っていることで
ちょっとエスニックなイメージもあるような気がする。
Tシャツとか、しろいシャツとかをかけると
楽しげで、そのへんにぶら下げておいても
けっこういい感じである。

それにしても、
ツレの、こういう加工作業の丁寧には
いつも少しだけ感服するのである。
自分は短気なので、
こういうことをすると仕事が荒くなりがち。
短気は損気ってやつである。
昔から職人にあこがれているんだけど
けして職人として大成しないタイプ、なのであった。

2008/06/23

夏至の、サックスの。

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いつだったかパリに旅行したときのこと。
地下鉄に乗ろうと、
長い通路をあるいていると
どこからかバイオリンの音色が聞こえてくるのだった。
自分が進んで行くにつれ大きくなっていくその旋律は
パッヘルベルのカノンだった。
ちょっと広くなった空間で
そのカノンを奏でるミュージシャンの廻りを
その音色に聞き入る人々が取り囲んでいた。
音楽ホールでなく、コンサートでなく、
そして予想もしていない街中で聞く音楽は
体全体にしみこみ、
その場の時間を止める。

そして、東京の、夏至の日の、午後。
厚い雲でその日にふさわしい光のない部屋で
ぼんやりと新聞を読んでいると、
サックスの音色が湿った空気をふるわせて
部屋のなかにはいってくる。
誰かが実際に吹いているらしいその音は
たぶん練習の音で、
さして上手くもなく、フレーズの途中でとぎれたりする。
それでも、リアルなサックスの音色は
異国の街でもなく、
東京の普通の住宅街の景色を
非日常なものに変えていく。
道の向かいの公園で練習しているのだろうな、
と思いながら聞き入るサックスの音は、曇り空の夏至の、
中途半端な明るさの街の時間も、
確かに止めていた。

2008/06/20

庭のベストシーズン/その2(ナスタチウム)。

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ナスタチウムは、庶民的である。
一株を大きめの植木鉢にうえると、
こんもり茂って、しかも次々と花を咲かてくれる。
花一輪の姿かたちが美しいわけではないが、
庭の雰囲気づくりにとても役に立つ花なのである。
あ、庶民的というよりも、
名脇役といえばいいのか。
主役ではないが、いぶし銀の演技でひかる名脇役?
ちょっとオーバー。

さて、一年でいちばんいい季節を迎えている
我がガーデンではあるが、
ことしはマンションの大規模改修工事が予定されている。
屋上部分もとうぜん工事があるわけで、
最上階に位置するウチのバルコニーも例外ではない。
秋までに、古くなったウッドデッキとかトレリスを撤収すべく
毎週末作業に励んでいるのだが、
基本力仕事にむいてないのである。
それに加えて根気もない。
それで剪定鋏で、ちまちまと
ナスタチウムの花ガラをつんだりして
お茶を濁すので、
作業がはかどらないことはなはだしい。
真夏になる前にかたづけようと思っているのだがな。
たぶん無理である。
でるのはため息ばかりなり。

2008/06/19

庭のベストシーズン/その1(ミニバラ)。

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もうそろそろバラの季節が終わる。
うちのバルコニーガーデンでも、
ミニバラの鉢があって、
若干発育不良気味ながらも、
こうやって繰り返し
花をさかせてくれるわけだ。
えらいじゃないか。
ちいさくてもバラはバラだ。
クリームがかった白地に
うすいピンクがはいるこのバラは
たしか日本的な名前だったはず。忘れたが。
かわいらしいようでいて、
なかなかシックな雰囲気の花であることよ。
こうやって花が咲くのをみるたびに、
冬にしっかり手入れして、
もっとたくさん咲くように頑張ろうと
一瞬、…いっしゅんは思うのだが
冬になるとやっぱり寒くてねえ、
おざなりな世話になってしまうのだよ。
夏は灼熱地獄と化す我がバルコニーガーデンは
いまが一年でいちばんいい季節である。

2008/06/17

冒険王・横尾忠則。

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もちろん横尾忠則はずっと前から知っているのだけれど、
その作品を好きかと聞かれたら、
ちょっと首をひねってしまう、そんなアーティストだ。
それはたぶん、
ある一時期の作品の精神世界的なというか
ニューエイジ的な傾向が苦手だったのと、
ちょっと神経質そうな本人のイメージもあって、
どうも自分にはあわないような印象があったのである。
20年以上前の学生のころ、
自分の地元の県立美術館で
横尾忠則の版画のワークショップが行われ、
参加したことがあるのだが、
口数の少ない作家は、ひじょうに気難しそうだった。
そんな横尾忠則であるわけだが
先日、世田谷美術館で
「冒険王・横尾忠則」という展覧会があり
どうしてだか、
ふと興味をひかれて観てきたのであった。

食わず嫌い。
…ああ、ごめんなさい。
とりあえず、あやまっておこう。
いや良かったな。
冒険王というタイトルは誰がつけたのか知らないが、
とてもいいタイトルである。
絵の前でなんでだか、
くすくすと笑いがこみ上げてくるような感覚があった。
それはたぶん、作家の表現しているものと、
自分の中の感覚が
リンクしたおかしさのようなものかもしれない。
学校で、こいつとはぜったい気があわないと思っていたのに、
話したらいいやつで友達になった、みたいな感じ。
子供のころ、もしかしたら自分にもあったかもしれない、
さまざまなイメージや妄想みたいなもの、
リアルではないなにか。
そんなものを
自分でも探ってみたくなった。

2008/06/15

パスタ日記6。

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今日はなんだかパスタの具が思いつかず、
ツナのトマトソースにした。
簡単でけっこうまいソースなのであるが
ツレはツナの食感があまり得意でないので
積極的に登場させるメニューではないのである。
なんだか、ツナのキシキシした食感が苦手なんだそうだ。
鳥のササミと共通した食感、とツレはいうのだが。
でも、ツナ以外思い浮かばなくてね。
そんなこともあるさ。
ま、だめだったら残してくれということでツナにした。
結局、全部たべていただけたが。

さて、もう夏も近く、
スーパーにはトウモロコシが並んでいる。
1本買ってきて、
グリルパンでこんがり焼いて実をそいだものを
イタリアンパセリと、塩こしょう、
少量のソイネーズ、メープルシロップで
味付けしたものをつくった。
「焼きトウモロコシのサラダ」とでもいうか。
これが、焼いた香ばしさと、しゃきしゃきした歯触りと
甘みとが複雑にまざりあって、
シンプルな料理なのにやけにうまいのである。
夏のサラダである。
…夏、かあ。もう6月も中旬。
なんだか、最近一週間が早くて早くて。
いいような悪いような。

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