俄か北欧デザインファンとしては、
やはり『北欧モダン/デザイン&クラフト展』は
見ておかなければ、と思いオペラシティまで行ってきた。
自宅から会場である東京オペラシティまでは、
バスを利用するのだが、
待たずにすぐ乗れれば
自宅から20分ほどで、着くことができる。
これって、
マンハッタンに住むニューヨーカーが、
休日に、バスで気軽にグッケンハイムに美術展を観にいく、
ようではないか。
格好いいー。
さて、そんな妄想はおいといて、
『北欧モダン/デザイン&クラフト展』、
いままでよく知らなかった北欧デザインを
ある程度、まとまった形で知ることができ良かったと思う。
良かったと思うのだが、
ちょっと釈然としないことがあるのだった。
この展覧会のリーフレットや、
チケットに使用されているビジュアルは
スタイリングが岡尾美代子、写真が高橋ヨーコで、
北欧デザインの家具や食器を、
暮らしのなかの、
ひとつのシーンとして切り取って見せている。
だから、リーフレットやチケットを見ていると
美術展ではあっても、
『生活のなかに根付いている北欧モダン』という切り口の、
もしかしてなにかユニークな展示方法で
見せてくれるのでは、という期待感があるのだ。
じっさい、この岡尾美代子と高橋ヨーコという組み合わせで
がぜん興味を引かれる人たちというのが存在するはずだし、
当然そのあたりを意識しての人選のように思えるのだ。
けれど、実際の展示そのものは、ごくオーソドックスに
作家(デザイナー)ごとの作品紹介で、
まあ、普通の美術展の感じなのである。
展示内容が悪いとか思うわけではないのだが、
もっと違う展示方法があっても
良かったのではないか、と思うわけである。
美術品ではなく、生活用品であるというところに
もっと主軸をおいた展示というか。
なんかなあ、リーフレットの
キービジュアルや、テイスト感に惹かれて観に行くと
肩すかしをくらう感じなのであった。
そのズレがなんとも、という感じ。
いやトーヤ・ベンソンの原画も
見ることができたから良かったですけどね。
どうもね。
すっきりしなくて。