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2008/02/01

沖縄の器。

7s_043
むかし、民芸的なものは
あまり好きではなかった。
器であれば、手書きふうの彩色が施されていたり、
人の手を強調するような、
てびねりというタイプのものには、
拒否反応を持っていたのである。
それはたぶん、手作り=暖かみがある、
素朴=素晴らしいこと、
みたいな図式が見え隠れするようで、
それがいやだったのだと思う。
趣味の手芸品が、
ときに作り手以外にとって価値がないように、
手作りということや素朴さとは、
決してプラス要素ばかりではなく、
どちらかと言えば、「ひとの手がはいっている」感じが
ひどく鬱陶しいことだってあるのだ。
そのあたりの心理というか、
メンタリティみたいなものが欠如している感じが嫌だった。
あいかわらず面倒臭いやつだ。

しかし、年齢とともに好みというものは
変わってくるもので、
いままで良いと感じていなかったものが
ある日、突然良く見えてきたりもするのである。
この沖縄の焼き物がそうで、
以前の自分であれば、
「この茶碗の、筆致を強調したような模様が嫌だ」とか、
ぼってりした質感が「暑苦しい」と思ったりしたと思うのである。
しかしながら、半年ほど前店頭でこれらの器をみたときには
この素朴さはなんかいい感じだ、なんて思ったわけだ。

どうなんだろ、年を重ねて、
丸くなったとか、
こころが弱っているとか、そういうことか。
ぬくもりが恋しいのか。
ま、そういう部分ももしかしたらあるかのかもしれない。

いずれにせよ、
ひとの好みなんて、決して絶対的なものでなく
うつろうものだということなのだろう。
だから、好きとか嫌いとかなんて
人の意見にまどうことなく
自分がその時その時、どう感じたか、
ということだけに忠実であればいいのだと思う。

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