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2010/01/13

旅するアメリカ文学 名作126。

7s_343

『旅について書かれたさまざまな本の中から、
著者が気に入った一節を集めた』本である。
小説やらエッセイやらいろいろなアメリカ文学のなかから
お気に入りの一節を抽出して載せてあるのだが、
それら短く切り取られた文章は、
文そのもののリズムや、旅にまつわるさまざまな匂いの断片にあふれ、
想像力をかりたてる。
短編という長さでもなく、2ページ分ほどの量の文章は、
料理のつまみ食いのようでもある。
つまみ食いだけなのがちょっとせつない。
ちびちび水割りを飲むような感じでもある。
余韻を楽しむべき内容であるわけだが、
文学的素養がないとフラストレーションが
たまるのかも。
自分は…、つまみ食いだけで126は、
と少し思いました。

そして本のテーマとともに、
この本にひかれるのはそのたたずまいである。
全体のサイズ感、重さから、
2色使いのシンプルな表紙デザイン、
使っている紙のクラシックで素朴な感じ、
ラフな線画イラストの醸し出す
ほどよい安っぽさカジュアルさが、
はなはだ自分の好みのツボにはまるのであった。
ちょっと著者には失礼なのだが、
わたくし的には、本棚に飾りとして
置いておきたいような本なのである。
内容を期待するジャケ買い、ではなく、
ジャケットそのものが好きで
欲しくなった本なのであった。
まあ、本とはいえ、
存在する『モノ』である限りは
それもしかたのないことである。
あきらめたまえ。って誰にいってるんだ。

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