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2010/10/29

ヴィム・ヴェンダース EINMAL。

7s_438

『パリ、テキサス』をはじめて観たときは、
20代の前半だった。
若いせいか、または個人的な資質の問題か、
なんというか、感情というものの巾に対する理解がうすく、
悲しいだとか、楽しいだとか、苦しいだとかいう
単純な感情の狭間、または複合したような
複雑な感情、というものが
あまりよくわからなかった気がする。
なんとなく、
こころのなかにわだかまったそんな感情の存在には
気がつきつつも、それを持て余すというか、
扱いかねるような感じでもあったか。
身もふたもない言い方をすれば
「子供」だったということかもしれない。
それでも『パリ、テキサス』に強い印象をうけ、
監督のヴィム・ベンダースの写真集など
買ったりしたのだろう。
『パリ、テキサス』は、
いわゆるロード・ムービーであるが
この『EINMAL』も大量の写真が淡々と続き
ロード・ムービーのようでもある。
なぜかロード・ムービーというものには、
若い頃の自分が持て余したような複雑な情感が
あふれている。
それは、旅というものが
人の生きて行く時間、人生、そのものだからなのか。
ひさしぶりに、この『EINMAL』を開いていたら
また『パリ、テキサス』が観たくなった。
この年齢で、見直すと
ライ・クーダーの音楽も
ストレートにこころに響くだろうか。

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