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2010/11/05

Fujiko。

7s_441

クラシック音楽は詳しくないので
(クラシックも、だな)
よくわからないのだが、
フジコ・ヘミングの演奏というのは
好き嫌い、というか演奏としての評価が
わりにはっきりわかれるようなことを
何かで読んだことがある。
それは演奏するうえでの、
奏者の解釈というか、楽譜(=作曲者の意思)への
忠実さの度合いみたいな問題でもあるようだ。
フジコ・ヘミングの演奏というものは
譜面そのものの演奏からすると
かなり自由度の高い演奏なんだろう。
フジコ・ヘミング自身も
機械的な演奏してなにが面白いの的なことを言っている。
たぶん、自由度の高い演奏というのは
過ぎれば「独りよがり」なだけということもあるだろうし、
そういう判断基準が間違ってはいないだろう。
でも、たぶん自分が多少なりとも
クラシックというジャンルの音楽を聴くようになったのは、
「フジコ・ヘミングの」演奏を聴いたから、であるとは思うのだ。
それまで耳にしていたクラシックというものとは
なんていうか音のきらめきみたいなものが
違って聞こえたものなあ。
なんだか、漫画のノダメのような話ですがね。
そんなフジコ・ヘミングの新譜が、『Fujiko』。
曲そのものは、
すでに持っているCDにあるものがほとんどだが、
録音があたらしく、
なんだか音の空気感が違っていてとてもいい。
とくに1番めに入っている「テンペスト」という
初めて聴くベートーベンのピアノ曲は、
なんていうかテンションがあがっていいんである。
仕事で落ち込んだ時とかよさそう。
悲愴さのなかに、ほんのかすかに希望が見える感じ、
自己憐憫のむこうに透ける可能性への希望の光りだ。
なんだそれ。

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